宗派別の解説・飾り方
浄土真宗高田派(じょうどしんしゅうたかだは)
本山
専修寺
〒514-0114 三重県津市一身田町2819
本尊
阿弥陀如来
宗祖
親鸞(1173~1263)
※浄土真宗開祖
主な経典
『仏説無量寿経(大経)』『仏説観無量寿経(観経)』『仏説阿弥陀経(小経)』
教えの概略
阿弥陀如来は、あらゆる者を浄土に救うという大きな誓いをたてられました。そして、われら凡夫(ぼんぶ)にはこの誓いを信じお念仏を申すことが浄土に生まれる因(たね)になると勧めてくださいます。
宗紋
浄土真宗高田派の宗紋は「五七の桐」と呼ばれる紋です。
数珠の持ち方
高田派では、男性は紐の房になっているもの、女性は房になっているものを用います。合掌のときは両手にかけ、一番大きな珠を植えにして親指で軽く押さえ、房は左に垂らします。女性用の人連数珠を使う場合は房を左右に垂らします。合掌しないときは左手で房を下に垂らして持つようにします。
浄土真宗の数珠の選び方浄土真宗高田派でのお仏壇のまつり方
高田派では下記のように仏具を飾り付けます。仏壇の大きさによって荘厳の方法は異なりますが、ここでは基本的な仏壇のまつり方をご紹介させていただきます。
浄土真宗高田派の仏壇の選び方
仏壇には大きく分けて、金仏壇、唐木仏壇、モダン仏壇の三種類があります。さらにこの三種類の中にも台付タイプ、上置タイプがあり、大きさも様々です。
どんなデザインを選べばいいの?
浄土真宗高田派では唐木仏壇やモダン仏壇を用いるのが一般的です。あとはお部屋の雰囲気や個人の趣向に合わせて自由にお選びいただけます。
どんなサイズを選べばいいの?
浄土真宗高田派では仏壇の大きさに決まりはありませんので安置する場所に合わせて適切なサイズを選ぶようにしましょう。ポイントは縦と奥行きに5cmくらいのゆとりを、横幅は扉を開けるため20cmくらいのゆとりを持たせることです。
浄土真宗高田派の本尊・脇侍の選び方
阿弥陀如来を安置し、その両脇に親鸞聖人(右)、九字・十字名号(左)をまつります。
木像と絵像はどちらを選べばいいの?
木像と絵像はどちらでも構いません。ご予算に合わせてお選びください。当店では本尊は仏像を脇侍は掛軸にされることをオススメしています。
どんなサイズを選べばいいの?
仏壇に収まる範囲で小さすぎない仏像を選びましょう。左右の脇侍は本尊よりも大きくならないようにするのがポイントです。
浄土真宗高田派の仏具の選び方
浄土真宗高田派では一般的に香炉、ろうそく立て、花立、茶湯器、仏飯器、りんは必ず揃えます。また、供物台、常花、灯篭、過去帳、木魚、鉦吾などを必要に応じて揃えていきます。
どんなデザインを選べばいいの?
浄土真宗高田派では比較的地味な色の仏具が用いられてきましたが、最近では仏壇のデザイン似合わせて、仏具もモダンなデザインのものが選ばれるようになりました。色も特に制限は無いので毎日気持ちよくお祈りできるよう好みの仏具を選んでください。
浄土真宗本願寺派で用いる仏具浄土真宗高田派の数珠の選び方
数珠には宗派ごとに形の異なる「本式数珠」と、どの宗派でもお使いいただける「略式数珠」とがございます。また珠の種類にも天然石や木玉など様々な種類がございます。
本式数珠と略式数珠のどちらを選べばいいの?
浄土真宗高田派では本式数珠を用いることが推奨されています。数珠は大切なものですから、葬儀や法事のときだけ他人の物を借りて済ますのではなく、ご自身の数珠を持ちましょう。
珠の種類は何を選べばいいの?
珠の種類には天然石や木材など様々な素材が用いられます。浄土宗では珠の種類に決まりはないのでご自身の好みでお選びください。