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浄土真宗本願寺派の仏壇と仏具の飾り方

宗派別の解説・飾り方

浄土真宗本願寺派(じょうどしんしゅうほんがんじは)

本山

本願寺(西本願寺)
〒600-8501 京都府京都市下京区 堀川通花屋町下ル

本尊

阿弥陀如来

宗祖

親鸞(1173~1263)
※浄土真宗開祖

主な経典

『正信念仏偈』『和讃』『讃仏偈』『重誓偈』『十二礼』『御文章』

教えの概略

本尊である阿弥陀如来の力を信じて、「南無阿弥陀仏」と念仏すれば、すべての人は極楽浄土へ往生できると説く。

宗紋

浄土真宗本願寺派の宗紋は「下がり藤」と呼ばれる紋です。

数珠の持ち方

本願寺派では、合掌のときは両手にかけ親指で軽く押さえ、房は下に垂らします。合掌しないときは左手で房を下に垂らして持つようにします。

浄土真宗の数珠の選び方

浄土真宗本願寺派でのお仏壇のまつり方

本願寺派では下記のように仏具を飾り付けます。仏壇の大きさによって荘厳の方法は異なりますが、ここでは基本的な仏壇のまつり方をご紹介させていただきます。

本尊と脇侍

最上段中央に阿弥陀如来を安置し、その両脇に親鸞聖人(右)、蓮如上人(左)をまつります。

位牌

位牌はご本尊の一段下の左右におまつりします。古い位牌は向かって右に、新しい位牌は左に配置します。

仏具

一般的に香炉、ろうそく立て、花立、華鋲、仏飯器、りんは必ず揃えます。また、前卓、上卓、火舎香炉、輪灯、吊り灯篭、供笥、供物台、和讃箱、御文章箱、過去帳などを必要に応じて揃えていきます。

浄土真宗本願寺派で最低限必要な仏具

仏像

仏具

りん

浄土真宗本願寺派で揃えておきたいオススメの仏具

経机

吊り灯篭

過去帳

供物台

座布団

名号掛軸

経本

浄土真宗本願寺派の仏壇の選び方

仏壇には大きく分けて、金仏壇、唐木仏壇、モダン仏壇の三種類があります。さらにこの三種類の中にも台付タイプ、上置タイプがあり、大きさも様々です。

どんなデザインを選べばいいの?

浄土真宗本願寺派では唐木仏壇やモダン仏壇を用いるのが一般的です。あとはお部屋の雰囲気や個人の趣向に合わせて自由にお選びいただけます。

どんなサイズを選べばいいの?

浄土真宗本願寺派では仏壇の大きさに決まりはありませんので安置する場所に合わせて適切なサイズを選ぶようにしましょう。ポイントは縦と奥行きに5cmくらいのゆとりを、横幅は扉を開けるため20cmくらいのゆとりを持たせることです。

浄土真宗本願寺派の本尊・脇侍の選び方

阿弥陀如来を安置し、その両脇に善導大師(右)、法然上人(左)をまつります。より丁寧なおまつりをする場合は阿弥陀如来の向かって右に観音菩薩を、左に勢至菩薩を追加しますが、多くの場合は省略されます。

木像と絵像はどちらを選べばいいの?

木像と絵像はどちらでも構いません。ご予算に合わせてお選びください。当店では本尊は仏像を脇侍は掛軸にされることをオススメしています。

どんなサイズを選べばいいの?

仏壇に収まる範囲で小さすぎない仏像を選びましょう。左右の脇侍は本尊よりも大きくならないようにするのがポイントです。

浄土真宗本願寺派の位牌の選び方

浄土真宗本願寺派では基本的に位牌は用いられません。

どんなデザインを選べばいいの?

位牌のデザインは自由にお選びいただけます。故人が想起できるようなデザインや、安置する仏壇によく似合うデザインの位牌をお選びください。

どんなサイズを選べばいいの?

台付仏壇であれば4.5寸から6.0寸、上置仏壇であれば4.0寸までの位牌が最適でしょう。いずれも背後の脇侍が隠れないようなサイズにするのが好ましいです。

浄土真宗本願寺派の仏具の選び方

浄土真宗本願寺派では一般的に香炉、ろうそく立て、花立、茶湯器、仏飯器、りんは必ず揃えます。また、供物台、常花、灯篭、過去帳、木魚、鉦吾などを必要に応じて揃えていきます。

どんなデザインを選べばいいの?

浄土真宗本願寺派では比較的地味な色の仏具が用いられてきましたが、最近では仏壇のデザイン似合わせて、仏具もモダンなデザインのものが選ばれるようになりました。色も特に制限は無いので毎日気持ちよくお祈りできるよう好みの仏具を選んでください。

浄土真宗本願寺派で用いる仏具

浄土真宗本願寺派の数珠の選び方

数珠には宗派ごとに形の異なる「本式数珠」と、どの宗派でもお使いいただける「略式数珠」とがございます。また珠の種類にも天然石や木玉など様々な種類がございます。

本式数珠と略式数珠のどちらを選べばいいの?

浄土真宗本願寺派では本式数珠を用いることが推奨されています。数珠は大切なものですから、葬儀や法事のときだけ他人の物を借りて済ますのではなく、ご自身の数珠を持ちましょう。

珠の種類は何を選べばいいの?

珠の種類には天然石や木材など様々な素材が用いられます。浄土宗では珠の種類に決まりはないのでご自身の好みでお選びください。