宗派別の解説・飾り方
曹洞宗(そうとうしゅう)
本山
曹洞宗には2つの大本山があります。
永平寺
〒 910-1228 福井県吉田郡永平寺町志比5-15
總持寺
〒230-8686 神奈川県横浜市鶴見区鶴見2-1-1
本尊
釈迦牟尼仏
宗祖
承陽大師・道元
常済大師・瑩山
主な経典
特に定められていないが『般若心経』や『観音経』がよく読まれる。
教えの概略
禅の宗旨を根本とし「人間とはなにか」に焦点を当て追求している。
宗紋
曹洞宗の宗紋は「五七の桐(ごしちのきり)」と「久我竜胆(こがりんどう)」呼ばれる両山紋です。
数珠の持ち方
曹洞宗では数珠は左手の親指と人差指の間にかけ房を下に垂らすようにして合掌します。合掌しないときは左手で持ち、房を下に垂らすようにします。
曹洞宗の数珠の選び方曹洞宗でのお仏壇のまつり方
曹洞宗では仏具の飾り付けに仕方については厳しい規定などはありませんが、ここでは基本的な仏壇のまつり方をご紹介させていただきます。
本尊と脇侍
最上段中央に釈迦如来を安置し、その両脇に無相大師(右)、花園法皇(左)をまつります。
位牌
位牌はご本尊の一段下の左右におまつりします。古い位牌は向かって右に、新しい位牌は左に配置します。
仏具
一般的に香炉、ろうそく立て、花立、茶湯器、仏飯器、りんは必ず揃えます。また、供物台、常花、灯篭、過去帳、木魚などを必要に応じて揃えていきます。
曹洞宗の仏壇の選び方
仏壇には大きく分けて、金仏壇、唐木仏壇、モダン仏壇の三種類があります。さらにこの三種類の中にも台付タイプ、上置タイプがあり、大きさも様々です。
どんなデザインを選べばいいの?
曹洞宗では唐木仏壇やモダン仏壇を用いるのが一般的です。あとはお部屋の雰囲気や個人の趣向に合わせて自由にお選びいただけます。
どんなサイズを選べばいいの?
曹洞宗では仏壇の大きさに決まりはありませんので安置する場所に合わせて適切なサイズを選ぶようにしましょう。ポイントは縦と奥行きに5cmくらいのゆとりを、横幅は扉を開けるため20cmくらいのゆとりを持たせることです。
曹洞宗の本尊・脇侍の選び方
曹洞宗の中でも妙心寺派では本尊として釈迦如来の坐像を中央に安置し、その両脇に無相大師(右)、花園法皇(左)をまつります。
木像と絵像はどちらを選べばいいの?
木像と絵像はどちらでも構いません。ご予算に合わせてお選びください。当店では本尊は仏像を脇侍は掛軸にされることをオススメしています。
どんなサイズを選べばいいの?
仏壇に収まる範囲で小さすぎない仏像を選びましょう。左右の脇侍は本尊よりも大きくならないようにするのがポイントです。
曹洞宗の仏具の選び方
曹洞宗では一般的に香炉、ろうそく立て、花立、茶湯器、仏飯器、りんは必ず揃えます。また、供物台、常花、灯篭、過去帳、木魚、鉦吾などを必要に応じて揃えていきます。
どんなデザインを選べばいいの?
曹洞宗では比較的地味な色の仏具が用いられてきましたが、最近では仏壇のデザイン似合わせて、仏具もモダンなデザインのものが選ばれるようになりました。色も特に制限は無いので毎日気持ちよくお祈りできるよう好みの仏具を選んでください。
曹洞宗で用いる仏具